本文へスキップ

東京工業大学 理学院 火山流体研究センター

草津白根火山KUSATSU-SHIRANE

草津白根山の火山活動

草津白根山は約60万年前に火山活動を開始し、約37万年前の太子火砕流(噴出量〜100km3)を流出する活動期を経て、約1万5千年前から3千年前までの活動期の噴出物により現在の火山地形がほぼ形成されています。近年の活動は、1800年代に入ってから始まり、白根山山頂の湯釜火口を中心に水蒸気爆発を繰り返してきました。最近30年間では、湯釜火口およびその周辺で合計8回の噴火が発生しています。今後も山頂域の半径3kmの範囲に直径1m程度の火山岩塊等を放出する噴火が発生する可能性が指摘される活動的な火山です。
 草津白根山の最近の噴火活動(水蒸気爆発)
 活 動 年 月 噴火地点 備 考 
1805年     湯釜火口  長野県で降灰 
1882年8月 湯釜火口 以後、火口湖湯釜、水釜、涸釜の湖水が酸性となる
1887年7月〜8月 湯釜火口  巨大岩塊放出、硫黄精錬所従業員2名負傷
1900年10月 湯釜火口? 小爆発
1902年7月〜12月 弓池火口 万座温泉で3cmの降灰、以後、弓池の池水が酸性となる
1905年10月  湯釜火口? 小爆発
1925年1月 湯釜火口 南東方向3kmの地点まで20〜30cmの降灰
1927年12月 湯釜火口 湯釜水位14m低下
1932年10月  湯釜火口 火口最大径50m、亀裂長500m、2名死亡、7名負傷 
1937年11月〜1939年4月 湯釜火口 数十回の爆発、草津町、長野原町で多量の降灰
1942年2月 湯釜火口 硫黄精錬所施設破損
1976年3月 水釜火口 約2年前から火山ガスの放出量増加、化学成分変化、新噴気孔の出現 
1982年10月 湯釜火口
涸釜火口
岩塊400mまで到達、1年前から湯釜火口内の噴気活動等活発化
1982年12月 湯釜火口 北東4kmまで降灰、1週間前に火山ガス組成変化
1983年7月 湯釜火口  火山灰東方500m
1983年11月 湯釜火口
涸釜火口
岩塊700mまで到達、火山灰50km
1983年12月 湯釜火口 噴石東方へ200m
1989年1月 湯釜火口 微噴火
1996年2月 湯釜火口 小噴火 
2004年10月 湯釜火口 新潟県中越地震後に湯釜の水位上昇、硫黄が大量に浮遊 
2006年1月〜4月 山頂北側噴気地帯 定期ガス観測点の噴気活動が消滅、近くに2つの噴気孔が出現
2008年7月 湯釜火口 湯釜火口内北東湖岸で高温域・噴気活動が確認される 
2008年8月 水釜火口 水釜火口北側に広がる変質帯で噴気活動が再開
2009年2月 湯釜火口 湯釜火口内北壁で高温域・噴気活動が確認される 
2009年3月 湯釜火口 湯釜火口内に新たな高温域が複数箇所で確認される。湯釜火口中心より半径500mを立ち入り禁止とする(2009年4月〜)
2014年6月 湯釜火口 湯釜火口周辺の地震の増加など火山活動の活発化が見られたことから、湯釜火口中心より半径1kmを立入禁止とする(噴火警戒レベル2:火口周辺規制)

バナースペース

火山流体研究センター

大岡山オフィス
〒152-8551
目黒区大岡山2-12-1
東京工業大学南5号館4階

TEL 03-5734-2515
FAX 03-5734-2492

草津白根火山観測所
〒377-1711
吾妻郡草津町草津641-36
TEL 0279-88-7715
FAX 0279-88-7717

webmaster@ksvo.titech.ac.jp